「すごろくや 吉祥寺店」での実験におけるデータ収集に関する説明
こちらは2023年11月から「すごろくや 吉祥寺店」で行われる実験についての説明文書です。本実験は、日本大学文理学部大澤研究室と株式会社サイバーエージェントの共同研究で行われています。実験に参加の際には以下の説明をご一読ください。
実験目的
これまでに商業施設や小売店舗における接客や広告にエージェントが使用されるなど、Human-Agent Interaction技術の広告応用が活発に行われています。エージェントとは音声アシスタントやロボットを含む、自律的に行動する主体の総称です。本研究の目的は、販促活動に効果的なエージェントのデザインを開発することです。
本研究では、スマートスピーカーのような音だけで人とやりとりをするエージェントにおいて、販促活動に効果的なデザインの設計を目指しています。 異なる声色の音声を用いて複数のエージェントが存在するように感じさせるエージェントデザインによって、販促活動や対話に対する印象や効果の向上を目指しています。本研究によって、HAI技術の新たな広告応用の可能性を提示すると共に、新しい顧客体験の創造につながることが期待されます。
収集する実験データと収集方法
本実験では、以下のデータを収集いたします。
- 実験風景の映像データ
実験ブース付近に設置している、「撮影中」の注意喚起書類を添付したカメラを用いて撮影します。
- アンケートの回答データ
エージェントの発話を聞いていた参加者の内、ご協力いただける方に対して発話内容を問うアンケートを実施させていただきます。
実験データの利用方法
実験で得たデータ・情報は下記のように取り扱います。
- アンケート内容及び映像データは解析の上、学術論文や学科発表のほか一般書籍・雑誌、講演会等にまとめられます。なお、映像データの解析の際には日本大学文理学部大澤研究室及び株式会社サイバーエージェントの研究担当者以外の、第三者の実験協力者に映像を提示する場合があります。その際には、映像にモザイクをかけ匿名化した状態で協力者に提示いたします。
- 収集したデータの一部は論文中の本文および図表に用いられる場合があります。なお、発表する場合は参加者の方のプライバシーに慎重に配慮し個人を特定できる情報が公表されることはありません。
- 本実験でご提供された実験データ及び同意書に書かれた個人情報は主たる成果の発表後5年後にデータに関しては復元不可能な方法での完全消去、同意書に関してはお名前などの個人情報にモザイクをかけた後シュレッダーにかける手法をとり廃棄いたします。
共同研究先とデータの共同利用について
本実験は株式会社サイバーエージェントと日本大学文理学部大澤研究室の共同研究で行われています.収集した実験風景の映像およびアンケートの回答データは研究責任者大澤正彦の管理の下、株式会社サイバーエージェントの共同研究者(共同研究責任者:馬場惇)と共同利用いたします。
データの削除について
参加者よりご要望があれば,該当部分の録画データを削除いたします。映像の削除を要望される際は、以下の連絡先までご連絡お願い致します。
連絡先
実験担当者:日本大学 大澤研究室 川島遼介
メールアドレス:osawa-lab-experiment@googlegroups.com
実験実施者について
実施研究機関及び責任者
- 日本大学文理学部大澤研究室
- 日本大学文理学部 情報科学科 准教授 大澤正彦
- 株式会社サイバーエージェント
- 株式会社サイバーエージェント 馬場惇
データ取扱い責任者
日本大学文理学部 情報科学科 准教授 大澤正彦